2005年の秋・・・。
当時僕は21歳。わ・・、若い。
これは、とある大学でのライブ映像。
その中に自分が立っている。
なんでそこに俺が立っていたのだろうか。
ある意味偶然の出来事だった。
この1ヶ月前にはここにいるメンバーと俺は全く繋がりのない関係だった。
唯一知り合いだったヤツが1人いた。
ある日、そいつから
「バンドやろうぜ!ピロティにいるから来て!」
と電話があった。
当時俺は大学4年の卒業の年。
就職活動もろくにせず、残された進学という道に進むしかない状況で
ダラダラと勉強していた時期だった。
知らない連中とバンド?
正直始めはあまり乗り気では無かった。
とりあえずショルダーバッグにメガネ姿で皆のいる場所までいった。
『!!。柄の悪い連中ばかりじゃないか!!』
というのが第一印象。
向こうも
『何だ!このガリ勉君は!』
とでも思っただろうか。
そんな初対面を終え、気づけば一緒に練習をしていた。
全くやりにくさや違和感は感じなかった。
きっとそれは、そこにいたみんなが本気で音楽を愛している人達だったからだと思う。
音楽は聞くだけではなく、実際に演奏することで楽しさはまた違ってくる。
ある種、自己満の世界でもあるが。
今でも時々考えることがあるが、
人との出会い。
出会いと一言で言っても色々な出会いがあると思うけど、
貴重な出会いはそんなに多くは無いと誰もが感じると思う。
家族という塊の中に人は存在し、外の世界ではお互いが他人同士。
全ての出会いは偶然から始まるものだと思っている。
大切にしてきた出合いはきっと色褪せることはなく、
近くに存在する全ての人が大切な存在であるはず。
これからもずっとその人達を大切にしていかなければならない。
コメントをお書きください